個人的な見解ですが、「仲良し」と自分たちの関係を敢えてこう呼称する人たちって、実際の結びつきはとても弱いのでは、という気がしています。
外に向けてそう言う事で、なんとかその関係を繋いでいるような、脆さや疑わしさを感じるのです。
プリクラで(私も四半世紀前くらいにはよく撮ってました)「仲良し」と書く女たち、絶対そんなに仲良くないから!
ところで最近のプリクラって顔が変わるじゃないですか、撮った事ないけど、あれだいぶ気持ち悪いですよね、でもみんなあの顔が好きだから流行ってるんですよね、不思議です。
そんなわけで隠岐に友達の少ないワタクシです。
でも、もう私たちは大人なんだから、「みんな手を繋いで仲良し♪」なんてする必要はなくて、本当に気の合う少数の人との繋がりを大切にできれば良いわけです。
隠岐に来て5年目、付き合いの長い人、浅いけれど信頼できる人、そんなに多くは無いけれど、大切にしたい仲間たちが居るのは幸せなこと。
そして、気兼ねなく誘えてなんでも話せる間柄。こんな人がごく身近に1人でもいれば良いんですよね。
ただこの存在が、特に移住者には希少。
歳を重ねていくと、家族もできたりしてなかなか誘いづらくなったりね。
結局どこに住むかというのは、そこに居る人に大きく依存するんだなぁと深く感じています。
これまでいろんなところに住んで来たので、各地に素敵なお友達がいて、離れていても必ず定期的に逢える大切な存在もたくさんいますが、やはり「いつでも会える」人はとても重要。自分のために。
ここ最近、佃屋に来たお客さんで「隠岐に住みたいかも」とけっこう本気で言ってくれた方が数名…
移住がちょっとしたブームというか、以前に比べて選択肢の1つとして見られるようになってきた昨今。
「ぜひ我が土地へ」と引っ張る地域もありますが、私は「もしあなたが気に入ったのなら、どうぞ、」なスタンスが良いんじゃないかなと前々から感じています。
都会に暮らすのも田舎に暮らすのも、どこに住むのも同じですよ。
自分で責任を持つこと。
そして、田舎に住むならば、その土地に住み続けて居る人々に対しても責任を持つことが欠かせません。
隠岐の島町なんて、都会から来たら間違いなくもてはやされますからね、それで調子に乗っては長続きしないのです。
ちなみに、佃屋をやるにあたって割といつも私は怯えています。
「今年はお客さん来てくれるかな」とか、「地域の人々にはどう思われて居るだろうか」とか。笑
人付き合いが上手ではないので、そこまで地域にガッツリ入り込んでいない佃屋ですからね…けれど、嫌われてはいないということは自負しています…多分…私は中村が隠岐が好きだし…迷惑はかけていないはずだし…
そんな具合。
幸いなのは、こんな変な宿を好んでくれる変わったお客さんばかりがいらしてくれるということです。
こないだも言われました…変な人ばかりですね!って。良い意味で。
とりとめもなく書きましたが、今はこんなことを語りたい気分だったのです。
お付き合いいただけた方、ありがとうございます!
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ちなみに、これを作って居るまにちゃんは、今季の佃屋スタッフです、こんな絵を描きます↓