夜はだいぶ冷えるようになってきた、古民家の秋です。
「佃屋」は地元でも有名な元庄屋さんの家屋。
大工さんの勧めで、水わまり以外はリフォームをかけずにそのまま活用させていただいております。
古民家宿といえば、板張りでモダンにリフォームをしてあるお宿が多いかと思います。
私も当初はそんな姿に憧れがあったのですが、空き家になってからもこまめに掃除され、大切に管理されてきたからこそ、佃屋は「そのままの姿で使える」家だったのだな、大工さんの言う通りにして本当に良かった、と感じるこの頃です。
写真ではなかなか伝わり辛いのですが、同じく隠岐にある、国の重要文化財指定を受けている「佐々木家」とほぼ同じ間取りなんですよ!
広い玄関を上がると三間続くお部屋は「大奥ごっこ」ができそう!と言い出すお客さまもしばしばw
現在、普通の民家とは違うこの空間を、より味わい深くするにはどうしたら良いだろうか、と考えながら模様替えをしております。
建具を取り除いて、広々と。
寝室以外は障子も取り除き。
ずっと設置したかった、テーブルの間も作ってみました。
朝食会場や、洋食の夜に使えればと。
お客さまのまばらになるこの季節は、ゆっくりと静かに過ごしたい方にオススメです。
庭でとれる秋の味覚とともに、お待ちしております。