日々の生活やお仕事など、周りと関わりながら行う人間活動全てのものを円滑・ハッピーにするために必要なものって、「まごころ」だと思うんです。
この想いが至っていなかった事象というのは、大抵失敗してきたなぁと、自身の経験からも感じることが多々あります。
さて。
では「隠岐の島のお土産を販売することで、島の産業を潤わせたい!」となったとき、
その「まごころ」の伝え方って?
という考え方の大きなヒントになる機会となるセミナーを受けてきました。
みなさんが隠岐の島で最もお勧めするお土産って何ですか?
サザエ、イカ、岩のり、アラメ・・・
生産者さんの想いのこもった、隠岐の島ならではのお土産を、
隠岐を訪れてくれた人、全国の人々にいかにPRすれば良いのか。
今回受けてきたのは、「デザイン」という視点での、田舎ビジネスプランの可能性についての講座です。
「デザイン」と聞くと、何となくオシャレなような、プロにしか手出しできないような、
綺麗に見た目をかたちどることのような印象を受ける方も多いのではないでしょうか。
「デザイン」というのは、そのコト・モノの成り立ち~イメージ作り~訴えかけ~販売までをトータルで支えるものであると私は考えます。
- 地元の生産品のデザインを、地元の人々の手で。 -
「地デジ」とは?(以下抜粋)
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おみやげは「お土産」と書きます。
その「土地」の「産」ということです。
その「土地」の「産」ならば、デザインも当然
その「土地」の「産」がいいわけです。
その土地のことをわかっている
その土地に住んでいるデザイナーがいいわけです。
「お土産」は、デザインもその「土地」の「産」がいいわけです。
その発想を地(ぢ)デジ(地デザイン・ジャパン)と呼びます。
この「地デジ」というメガネをかけると
日本の津々浦々にある「いなか」の
アタリマエ過ぎて見過ごされている
「足元の価値」が見えてきます。
この集まりは、そのアタリマエの価値を
いかにして発見し、集め、編集して、
どう活用するのかをデザインの視点で
そこに暮らす人たちと一緒に考えていくものです。
この地デジをきっかけに「いなか」に暮らす人々が
毎日の日常を新しい目でながめ、
それをユタカサの資源として
ハッピーなコミュニケーションを
生み出していくことを期待しています。
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最初は下手だっていい。
その商品に確かな誇りと愛を持った人々が、
自らデザインをしてみよう。
そうすれば、
地元に「デザイン」という仕事が産まれる!
地元デザイナーのデザイン力が伸びる!
生産者とデザイナーの関係性も密になる!
結果、よりまごころこもったデザインの商品が産まれる。
効果が出るには何年も時間がかかるかもしれない。
けれど、一過性の流行り商品を産み出すよりも、
10年・20年と持続できる産業のほうが、
中長期的な目線で見ると、遥かに島の経済を豊かにするのではないでしょうか。
実行に移していくのはとても難しいことでしょう。
けれど、こういったセミナーに参加することで、
意識とモチベーションアップ、
そして同じ想いを持つ仲間ができたということはとても大きな収穫でした。
「地乳」ムーブメントの事例は面白かった!
まさに地元で創りだし、愛されるデザイン。
山間米のパッケージも、機能性とデザイン性・さらに真心が詰まったとても素敵なアイデア。
こういう心意気だよなぁ・・・
迫田さんの地デジ講座に加え、
いなかパイプ代表佐々倉さんのお話しも、まさに隠岐に求められているものだと感じました。
いなかと都会をつなげる事業開発&人財育成・・・
ちょっと現時点ではまだ話しが追いつかない状況なので、この件についてはまた、追い追い。
懇親会も含めて新たな繋がりもできました。ありがとうございます。
それではひとまず今日は、この辺で失礼します。