佃屋に2泊してくださったフランス在住の、イタリア人女性おふたりさま。
とっても満喫してくださって、隠岐の島はパラダイス!
佃屋はパラダイスの中のパラダイス!こんなお屋敷で眠れるなんて夢のよう!と喜んでくださいました。
そして、去り際にいただいた言葉。
「Before I come to this Island, I thought it is wonderful, but now, THE BEST! 」
来る前は、スバラシイ場所だと思っていたけれど、実際過ごして、私たちにとってここは世界中のどこよりも素敵な場所だと知りました!!
ふたりを港へ送ったあと、ふと思い出しました。
私がこれまで体験してきた旅のなかで、思ったこと。
旅先の地元民とつながってこそ、その土地をディープに楽しむことができる。
佃屋は、そんな経験の中で「旅先に、こんな宿があったらいいな」を実現させた場所です。
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私が初めて一人で海外に行ったのは、親戚と親友を頼ってのアメリカでした。
それ以来、パッケージツアーではなく、友人などを頼っては、ツテがあるいろいろな場所へ行く楽しみを覚えました。
そんな旅の中で印象に残ってる場面の数々。
日本人だけれどもアメリカ育ち、流暢な英語を話す同世代の子たちとめぐったサンノゼの彼らのライフスタイル
見たことのない植物・家の建ち方・普通に飛びまわるカラフルな鳥をながめながらぶらりと散策したブリスベン郊外の住宅街
地下鉄を乗り継いで行った、ローマ郊外の友人宅近くのガイドブックにも載っていないピザ屋の美味しかったこと
西表島にて、地元の若者と夜中にサンゴの上を歩いてタコ捕りにいったこと
香港の友人が仲間を集めてくれて、みんなで夜の街をめいっぱい案内してくれたこと
誰でも知っているシンボリックな観光地よりも、
決して観光に携わっているわけでは無い、その土地に住んで楽しく暮らしている人と一緒に、同じように過ごすこと。
それこそがその土地でしかできないかけがえのない体験だということ。
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「まるでこの土地に住んでいるみたい。これこそ経験したかった旅のカタチ」
「これまでいろんな場所に旅をしてきたけれど、地元の人々とこんなに触れ合える旅先は無かった」
そんな言葉を残して、こんなにアクセスの悪い、場合によっては海外に行くよりも手間とお金のかかるこの島に、1年に何回も訪れてくれるリピーターのお客様もたくさんいらっしゃいます。
ではここで、佃屋の、隠岐の日常をどうぞ。
▼わずか三カ月で帰ってきた、佃屋の末っ子Rちゃん。どこでも寝るw
▼お隣さんが作ってくれた流しそうめん台。なんと完成した日の夕方に、神戸の友人から高級そうめん「揖保乃糸」が届くというミラクル
▼代の海岸にて、見知らぬおっつぁんにRちゃんが「のせてくださーい!!!」と叫んで乗せてもらった船
▼さざえ村改め「居酒屋あけちゃん」にてイタリア語英語日本語隠岐弁が入り乱れる夜
▼本日の獲物を掲げながらチャリンコに乗ると、みんなに声をかけられます
こんな隠岐の日常が、楽しくて楽しくてしょうがない。
特別何を用意していなくっても大丈夫、美味しいごはんと、広大な自然、そして隠岐の島の人々は、いつもここにございますから・・・