久々に島を離れてしばらく時間を過ごし、感じたことをつらつらさせていただきます。
長くなりますので、最終的に言いたかったことを(超)おおざっぱに3行でいうと
たまの都会は刺激的だけどやっぱり怖いな、
つくづく私は良い選択をした、
モヤモヤしてる人はいっぺん島へ遊びに来てみればいいさ、
といったところでしょうか。
とはいえ人の価値観はそれぞれ。
私はこっちの世界に人をひきこむ気もなければ、責任を負うこともできませんので、
まぁた楽観的なヤツが寝言をいっているよ、くらいのノリで、
ぼっちの人が、お昼休みの暇つぶしにでもサラりと読みあげてくれたりなんかしたら幸いです。
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まず、はなしは少しさかのぼります。
10月18日に、初めての「トークセッション」イベントに、
佃屋おかみ(仮)がスピーカーとしてゲスト招待をしていただきました。
そのときのレポートを絡めつつ、感じたことを今回は綴らせていただきます。
▼島ガールの暮らし方♪シマネビト×ハナラボ トークセッション
http://hanalabs.net/blog/event/7744/
東京を離れるのも悪くないな、地方で起業してみたいな、といった感じに、
地方に想いを向けている女子のみなさんを対象にしたイベント。
まず会場に到着すると、光が差し込む素敵な会場に、早くも女性がチラホラ。
「うわぁキラキラしてるな・・・若くてオサレでかわいい女の子がイパーイ・・・」
---そこで気付いてしまったんですよ。
「あ、私、お化粧をしていない!」
普段島ではお化粧なんてものは滅多にしないもので、ウッカリいつものノリでやってきてしまったんです。
そこで慌ててお化粧ポーチを携えてお手洗いへ。
すると!
今回のもうひとりのゲストスピーカー、海士町の的場さんに遭遇。
なんと、彼女も焦ってお化粧をしているではありませんか。
「島ではお化粧なんて必要ないですもんね」
「若くてキラキラした都会の女の子がいっぱいいるから焦った」
「私たちはありのままの素を見せる体でいきましょう」
お隣の島の海士町はIターン人口が多く、同じように移住をしてきた、
同じ年齢の女性がこんな身近にいたんだなぁ、と、勝手に親近感沸きまくりでした。
そしてイベント開始!
まずチラりと紹介をしていただいたあと、20分間のトーク。
隠岐の島の---景色、暮らし、遊び、人、私のしていること。
不安だったことなども含め、
なるべくリアルな「島暮らし」の様子が伝わるよう、
私が満喫している隠岐の島のライフスタイルを語らせていただきました。
(難しいことは喋れませんが、島暮らしを満喫しているっぷりではそう右に出るものは居ないと自負しているので、それを語ることならいくらでもできます)
続いて海士町・的場さんのお話し。
これがまたとっても面白くって。
都会でキャリアを積んでいた彼女が、島暮らしに至ったストーリー。
彼女は彼女でまた違った境遇で、それでいて運命的で人生を大きく変えた転身。
スマートにそれでいて面白おかしく、これがスピーチというものか、
とちょっぴり自分のトークが恥ずかしくもなりつつ。素晴らしいトークでした。
これは一概に言えるわけではないけれど、
海士町へIターンしている人と、隠岐の島へIターンしている人って、
全然タイプときっかけが違うんだろうな、と。
Iターン受け入れの体制が全国的にみて先進地域な海士町には、
都会の一線で活躍していた人たちが、様々な活動をおこなっている。
その魅力に呼ばれて、受動的なきっかけで優秀な人々がどんどんやってくる。
結果、Iターン人口が多く、入れ替わりもはげしい。
Iターン受け入れに特に力を入れていない隠岐の島町には、
自ら自身のフィールドを開拓していった能動的な人々がやってくる。
結果、Iターン人口は少ないものの、長期的に棲みつく人が多い。
今回特に、的場さんと私の例が顕著に上記を表していたのがとても面白かった。
(重ねて言います、一概に言えることではないですので、現在の私としてのイチ見解と捉えてくださいね)
Iターン人口が増えるということは、地方にとって喜ばしいことではあるけれど、
悪戯に人集めをするのではなく、
それぞれの地域の個性を出したうえで、お互いしっくりくる移住と受け入れができれば良いのだな、と。
海士町が先進しているのは目に見えて明らか。
隠岐の島町はそれに触発されつつも、隠岐の島町らしいカタチで、島の未来を考えていけば良いのかな~、と。
いずれにせよ、隠岐4島の交流はもっともっと増えて欲しいところではある!
さてさて、お話しが少しそれましたが、イベントではその後、グループワークや質問タイム、最後には学生記者さんからのインタビューと盛りだくさん。
まずビックリしたのは、女性のパワー。
これが男性だらけのイベントだったら、こうまで積極的には盛り上がらないだろうな、と主催者の方のコメント。
ほんと女性は社交的ですもんね。
学生さんならではのアイデアや勢いに、新鮮な刺激をいただきました^^
さらに、「地方暮らし」をかなり本気で視野に入れている人が多かった、ということ。
都会に住むこと自体のリスクが高くなっている昨今、
この選択肢は、今後どんどん増えていく考えなんじゃないかな、と感じました。
さて。
イベントでも繰り返し言いましたが、
大学を卒業し、都会で働くことが全ては無いのだけれど、その日常の中にいると、
それが当たり前なのだ、という考えになっていくものです。私もそうでした。
ただ、ある程度キャリアを積んでみたり、都会で生活をしばらくしてみたりして、
「何か物足りない」「このままじゃいけない気がするけど、どうすればいいか分からない」
なんて想いを抱えている人って、けっこう居ると思うんですよね。
けれど、今ある物をすべて葬って「踏み出す勇気が無い」。
そりゃあそうです。
更にそんなことしようものなら、友人なり家族なりに、全力で止められることでしょう。
けどね、だけれどもね。
なんとか、そこで、ちょっとだけ「動いて」みて欲しいのです。
何も(私のように)仕事をバッサリとやめていきなり荷物ひとつで島にやってこい!とはいいません。
保険を残したままで結構、下見やヒアリングをするだけでも、それが大きな「動き」です。
そしてじっくりと考えて、そのうえでまた判断すればいいわけで。
「~したい」のまま思っておくのは勿体ない!
動くことに大きな体力は居るけれど、
そのあとに広がる世界はまるで見たことが無い刺激的なもの、ということを知ってほしい。
人の生き方にあれこれ言うのは好きではないですが、久々に東京へ来て、電車に乗ったときに。
都会の電車はに乗っている人々が、なんだかとっても怖くって。
そこはしばしば、人への想いやりがまったくない空間となっていて、
「こんな無表情で周りも想いやれず過ごしている人々は、果たして私生活に幸せな生活を送ることはできているのだろうか?」とふと心配になってしまったんですよ。
そんなこともあり、都会に辟易している人を、チョットこっちの世界に引き込みたくなってしまったのでした^^;
いや~都会楽しかった、刺激たくさんもらった・・・そろそろ島に帰りたいっす。
※11月22日より、営業再開となりますm(__)m
ここで重要なお知らせを!
今回のイベント主催者の「ハナラボ」さん、現在クラウドファウンディングで資金募集をいていらっしゃいます。
「なるべく若いうちに、なるべく多くの経験をさせ、将来の選択肢を増やしてあげること」
これは最近私が、姪っ子と遊びながら、もし自分が子供を育てるなら…という妄想の基に築いたテーマなのですが(歳とったなw)、
ハナラボさんの活動は、このテーマに結び付く活動をしていらっしゃるなぁと感じました。
ということでぜひぜひ、応援したいとの想いで情報をシェアさせていただきます。
▼女子大生のための就活応援サイト「ハナジョブ」リニューアル!
https://readyfor.jp/projects/hanajob
詳細は、上記URLで代表の角さんのブログから見ることができます。ぜひご一読ください。
そして想いに賛同した方はぜひ、協力・シェアをお願いします!
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あぁ、島が恋しいものの、帰ったら厳しい厳しい冬の始まりなんだろうな、
豆炭と湯たんぽ仕入れて冬支度をしなくちゃあな、
と初めての冬にかなりドキドキの佃屋おかみ(仮)からでした!
追伸:忘年会企画の持ち込み絶賛募集中!