「昨日は楽しかったですね」
この表現って、よほど親しい間柄の人じゃない場合、よほど自信がないと言えないじゃないですか。
相手の意見を聞く前に、「(お互いが)楽しかったですよね」と押し付けて言うわけですから。
そんなわけで、私はこの表現をなかなか使うことができないタイプでした。
それが最近、自信を持って「昨晩は楽しかったですね」と言える機会が増えてきたんです。
始めて出逢ったお客さんでありがながら、あぁきっとこの方も楽しんでくれただろうな、と確信に近いものを持てる喜び。
これはどうやら、自分のやっていることに自信を持つことから始まるようです。
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この「佃屋」をやっていて、とても嬉しかった食に関するエピソードがあります。
「ベジタリアンだけれど、あまりに美味しいものばかりなので、10年ぶりに肉を食べることにした」
「元来人参は苦手なんだけれど、これは人生で一番おいしい人参料理だった」
「いつも魚を食べない子供が、美味しいと言って食べた」
私が自信を持てるようになったのは、みなさんからこんな言葉をいただけたから。
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真心ブラザーズの「忠告」という曲に、こんな歌詞があります。
「自惚れるくらいの自信を持つのは 楽しいじゃんいいじゃんそれで
だから友よ心通う友達よ 自惚れる位の自信を持とう」
自分のやることに自信を持つことができたら、その先にまた新しい世界が見えてくるんだ、と確信して、ワクワクしています。
▼うちの接客担当。「どすこい」だそうです。