1月25日に、海士町で開催された「しまねリレートーク」に参加してきました。
というのも、ここ最近私がかなり注目していた 『ある方』がスピーカーだったからなのです・・・!
【アレックス・カー氏】
米国出身の東洋文化研究者。
日本留学中にヒッチハイクで日本中を旅し、
その際訪れた日本3大秘境のひとつである「祖谷渓谷」に巡り逢う。
その土地に感銘を受けて築約300年のかやぶき屋根の古民家を購入し、修復して居住。
現在は東洋文化に関する講演・執筆や古民家プロデュースなど多数活躍中。
・・・という、これから古民家改築に取り組む私にぴったりすぎるタイミングで、しかもかなり遠い存在だと思っていたお方が隣の島にやってくるということで、ワクワクしながら海を渡っていきました。
アレックス氏のトークの前半は、公共土木工事による景観の損失について。
道路開発のために、自然をコンクリートで固められた山道、日本ではよくある光景です。
▼画像が悪いですがカリフォルニアの事例。
安全性を保ちながら景観を崩さずに道路開発することはできるのです。
要は、意識の問題だということ。
せっかくの情緒漂う景色や広大な自然が、景観と言う観点を持たない開発によって失われていくのは物凄くもったいない。
土木開発が続々進んでいる隠岐の島に於いて、まさに今私たちが「意識」しなければいけないこととは。
今回このお話しを聴きに来た人間たちが情報発信者となりどんどんシェアして、すぐにでも動き出していかなければいけないことなのです。
そして、後半に話していただいたことが古民家再生について。
古民家ステイに於いて、滞在者が体験したいのは、古くて不便な生活では無いですよね。
元々の作りを活かしつつも、住むことに於いての利便性を尊重して、
例えば一部ではモダンなデザインを取り入れることも、正しい選択。
自分自身でも勉強しながら、しっかりと職人さんとコミュニケーションを取りつつ、
「古民家の情緒を持った、より快適な空間」を作り出すことを念頭に置いて取り組んでいこうと思います。
祖谷の茅葺き民宿、、、着工前にいちど見に行きたいのだけれど、果たして叶うのか>< ▼アレックス氏プロデュースの古民家民宿 >> 篪庵(ちいおり)
>> 浮生
次回はもう一人のスピーカーである和食料理家の斎藤章雄氏について触れさせていただこうと思います。
【追伸】
直会、二次会も含めて本当に素敵なイベントでした!
関係者の方々、海士町の愉快な仲間達のみなさま、ありがとうございました^^^